弟のほぼ文無し旅 9日目[沖縄] 〜①「キミ、いい脚してるねぇ。」〜
7日目までは成長も成果もなく、ただ漫然と職探しをしていた弟。
「やる気を見せるために、頑張る」状態でした。
が、一喝入れたことと、友人の優しさに触れたことで、翌日8日目には覚醒。
思考が出来るようになり、社会の法則も少し理解しました。
そんな弟は9日目から多くの人に出会うようになります。弟が変わったことで周りの反応にも変化が出てきたのです。
今日はその中でも最も強烈な出会いかもしれない方です。
初っ端に最も強烈ってバラエティとしては最悪ですが、事実なので止むを得ず。
ではでは、9日目です。
ちなむと9日目は 3部構成です。お楽しみに。
弟は「いい脚」をしているらしい。
弟はこの日、銭湯に行きました。
仕事も決まらず、文無しなわけですから、弟は何日も何日もお風呂に入っていませんでした。
本来のルールであればそれも自業自得なのですが、8日目に起こった覚醒を讃え、
少しだけお金を送りました。
それだけ価値のある気づきをしたことを伝えたかったのです。
ということで水代に加え少しだけ多めにお金を送り、お風呂に行けるようにしました。
そこで大きな出来事が起こります。
”ちょっと変わったおじさん”との、出会いです。
お金を送って少ししてから弟から連絡が入りました。
何が大丈夫なんでしょう。
痴漢ぽいことされて、太ももを触れた人に「大丈夫!」と言われて誰が安心するのでしょうか。
もちろん心配です。
だがしかし、その方を悪者と決めつけるのは早計です。
ご飯をおごってもらってくれてるわけですし、
ただのちょっとスキンシップが多めで”脚好きなおじさん”なだけかもしれません。
ただ、一応の警戒といいますか、
現在了承のない形でのボディタッチが多いことは事実のようなので、警戒を促します。
いや、「わら」じゃないです。
もう言ってることが完全にギャングです。
正当防衛通り越して、好戦的な体勢です。
勢い余ってお金とかも奪いそうなのでストップをかけました。
後ほど電話で二人の馴れ初めについて聞いてみると、
弟「銭湯に行ってゆっくり浸かっていたら、全然知らないおじさんに声かけられて。」
僕「ほうほう。まあそれ自体は別に普通よね。何て言われたの?」
弟「”キミ、いい脚してるねえ”って。」
僕「ごめん、全然普通じゃないわ。それアスリートにしか言っちゃダメなやつだ。」
弟「うん、でも普通に話してたんだけど、なんかついてくるし脚触ろうとしてきてさ。」
僕「う、うん。。。」
弟「なんか怖いから風呂上がったんだけど、気づいたら隣にいて急に脚とか触ってきた。」
僕「いや、手口鮮やかすぎだろ。プロ痴漢かよ」
なかなかの鮮やかさです。ルパン級です。
弟はハートこそ盗まれませんでしたが、太ももを奪われました。
最大の敗因は弟が「キミ、いい脚してるねえ」という
第一声の奇怪さに気づかなかったことです。
もともとがっつり運動していましたから、そういう言葉に慣れていたのでしょう。
もしくは沖縄弁で「こんにちは」的な意味だと思ってしまったのでしょうか。天然がこんなところで仇になりました。
もっと早く気付いて回避すべきでした。特に"キミ"という呼び方と"いい脚してるねえ"の組み合わせは危険信号です。"オマエ、いい脚してるじゃねえか!!"とは全く意味が違います。阿藤快と加藤あいくらい違います。海猿のヒロインが阿藤快だったら変でしょう?それくらいの違和感を感じてください。
でも、飯はおごってもらう弟。
こんな怖いをさせられながらも弟はおじさんにご飯をおごってもらいました。
なぜなら腹が減っていたからです。
ちょっと怖いしどーしよ。でも飯食わしてくれるらしいし。。よし行こ。
という脳内会議約1秒。空腹との試合は一回のオモテでコールド終幕しました。
加えて、こういうヤンキー的性質の持ち主です。
何度も言いますが「わら」じゃないです。
もう触られる以上のこともないだろうし、飯くらい大丈夫かと思ったんでしょう。
まあまあまあ、昼飯食べるだけだったら別に大丈夫か。
こういうのもいい勉強になるかもだしな。。何て思ってましたが、甘い考えでした。
次に来たLINEがこちら。
一緒にガレッジセールゴリの舞台挨拶を見に行くことになったらしく、車で二人きりとのことでした。
弟を甘く見てました。再三ですが、「笑」じゃないです。
なぜ車に乗ったのか。何故いきなりガレッジセールゴリなのか。もう疑問はいっぱいです。スタートから疑問、ツッコミだらけなので、もう何も言わずに飲み込むことが多くなってきましたが、飲み込んで消化して排泄してもトイレが詰まるレベルになってきました。
だがしかしこれは弟の旅。僕ができるのは見守るだけです。
続編でも、引き続き弟の太ももが狙われます@車中&映画館。。。。
きちんと断れるんでしょうか。。。さあ、どうなるのでしょうか。
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tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
お楽しみに。
弟のほぼ文無し旅 [沖縄]
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この旅では、弟はお金を持たずに片道チケットだけで沖縄に行き、
帰りのチケット代と僕との飲み代を稼いたら帰ってきます。
僕は毎日弟と連絡を取っており、
記録したその内容をここで愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いわば弟の成長記録です。いつ終わるか全然わかりません。
リアルタイムの実況中継はTwitterの僕のアカウントにて行っております。
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