6人兄弟、15人家族。

社会人2年目、京都市民のブログ。思いついたことや、やってることをダラダラと書きます。「嵐」より兄弟が多く、「モー娘」よりも家族が多いです。ちなみに次男で上から4番目です。

グローバル化は”酒とメシ”から。〜弟のほぼ文無し旅24~30日目[沖縄]〜

大変ご無沙汰しております。川村です。
ブログ、頓挫したかと思ったでしょう?
中途半端なところでやめたと思ったでしょう?
そりゃ、そうですよね。「弟のほぼ文無し旅」。最終更新から一ヶ月以上が経ちました。
冨樫義弘先生もびっくりの休載ぶりです。

でもね、違います。僕はそんなに中途半端な男ではありません。
ただサボっていただけです。ええ。

仕事で文章書く機会が幾つか重なって「仕事以外でまで書きたくねえ」ってなっただけです。
二郎系ラーメンと同じですね。たまにでいいならものすごく美味しく食べられるんですが、「毎日食え」って言われると「あんなもん食べ物じゃねえ」と心が荒れます。
ただ、しばらくするとやっぱり書きたくなるんですねえ。ここら辺の中毒感も二郎系ラーメンに似ています。


弟のほぼ文無し旅、実はリアルタイムではすでに終わっているのですが、その結末までをあと5記事程度で綴らせてていただきます。
僕は冨樫先生みたいにネームで週刊誌掲載するようなことがなきよう、「え?どこまでが背景?」みたいなことなきよう、頑張ります。(あれはあれでファン心をくすぐられましたが)

精一杯、楽しく、気の向くまま、だらだらと書かせて頂きます。
また前置きが長くなりました。では行きます。

 

 

もう前の記事忘れてると思うので、こちらからどうぞ。

tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com

 

最初から読み直したいという、徳の高い方はこちらから。極楽で会いましょう。

tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com

 

 

弟がめっちゃグローバル化しました。

 

敬愛する我が社の代表ブログにならい、まずは結論から行きましょう。

この記事は、弟が急速にグローバル化した経験から「個人のグローバル化は”酒とメシ”で加速する。」ということを主張しています。

 

まずはここでいう「グローバル化」という言葉の定義を簡単に確認をしておきます。
ここでいう「グローバル化」とは、英語を覚えることや、海外に頻繁に行くことだけを指しません。

そもそも「グローバル化」(グローバリゼーション)とは「政治・経済、文化など、様々な側面において、従来の国家・地域の垣根を越え、地球規模で資本や情報のやり取りが行われること。」(引用https://goo.gl/Z8UKcQ)であり、

簡単に言うと、「 国と国と間の障壁が限りなく小さくなること」です。

今回は政治・経済というよりも文化的な話についてで、しかも「個人のグローバル化」についての話なので
「異文化がすぐ身近にあることを当然のように受け入れられる状態になっていくこと、
「異文化を取り入れることに抵抗がない」状態になっていくことを指し、
その"異文化への寛容度合いの高まり"自体を「個人のグローバル化」と呼んでます。

 つまり、ここでいう「グローバル」な状態な人っていうのは、CoCo壱の横の席で素手でカレー食べられても、ヘッチャラな人のことなんですよ。
あまつさえ、「じゃあ俺も」って言って素手でカレー食べちゃう人のことを指すんですよ。
これがグローバルです。 

 

その意味で、僕から言わせるとそこらへんのちょっと留学行ってた人なんかは全然グローバルじゃありません。

素手でお尻拭けますか、っつー話ですよ。

拭けないでしょ?じゃあグローバルじゃありません。
大学はグローバル人材の輩出に躍起になってますが、全然輩出してません。
みんなトイレットペーパー使ってます。

弟は元が引きこもってキムタクのドラマ見漁る生活をしていただけあって、スタート地点はかなり後方だったのですが、そこからの変化はかなり劇的でした。
つまり一次関数でいうと、切片はかなりマイナスでしたが、傾きがほぼy軸と垂直でした。(中2の次のテスト範囲です。復習しておくように。)

 

じゃあその弟が、実際どれくらいグローバル化したかを見てみましょう。

before

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▼▼▼
after

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これくらいグローバル化しました。

おわかりいただけたでしょうか。
これがグローバル化です。真っ赤な袴を着ていたのはつい数ヶ月前の出来事です。
それが今や、豊満なバストを手に入れ、当然のように外国人のお姉さんに後ろからバストを握られていますからね。

これが「当然のように異文化がある状態」のいい例です。見てください、表情に全く動揺がないでしょう?
というか何なんでしょうこの表情。どういう気持ちなんでしょうか。そして瞳孔開いてませんか?
兄として一抹の不安を覚えます。

というかそもそも同一人物なんでしょうか。そこから疑いたくなるほどの変化。
これがグローバルです。

 

今回はこの弟のグローバル化がテーマ。
この弟の変化には、”酒とメシ”がかなり影響してたんじゃないかなと思っています。

 

 

 

グローバル化のキーは「何その料理!?」

 

前回記事を読んでいただければわかりますが、弟はゲストハウス「CamCam沖縄」さんにて、住み込みで働き始めました。

朝昼晩のシフトのいずれかで、ベッドメイキングや受付業務、その他設備維持の雑務を行う毎日です。

お給料はナシですが、三食と寝床が付いていて、それまで「マクドですナルドです」で寝泊まりしていた弟にとっては、考えられないくらい贅沢な環境です。

スタッフの皆さんはとても優しい方が多いようで、弟の生活レベルが急に上がりました。

 

前回記事にも書きましたが、
それまで肉を焼くこと
ご飯をよそうこと
しかできなかった弟が、ここに来て驚くべきイノベーションを起こします。
控えめに言って歴史的事件です。産業革命です。

 

CamCamではキッチンを使って、みんな自由に料理ができるようで、宿泊中の外国人の方々も祖国の料理を振る舞ってくれたようです。

 

ここがすごくキーポイントだと思います。当たり前のように外国料理が食卓に並ぶ。
なかなかないですよねこんな環境。しかも複数の文化圏の方がいらっしゃいますから、たくさんの文化を、文字通り"味わえます"。
まずCamCamの「食」の環境がグローバルであった。ということがよくわかります。

この日は弟から、ベジタリアンの外国人が作った、「レーズンとミントと玉ねぎの炊き込み御飯」の写真が送られてきました。

 

 

 控えめに言って事件です。
本気で何かわからなくて「なにこれ?おから?」って聞いてしまいました。

いや、レーズンとミントと米て。って思いました。
この感想ですでに僕がグローバルでないことが露呈していますね。
すみません、僕は素手でお尻拭けません。
というか、今の時代もインドの人が本当に手で拭いているかも知りません。
留学経験者の皆さますみませんでした。(土下座)

 

本当にグローバルな人はこの画像を見ても、
「あーうん。美味しそうだね」って言いながら、納豆にカレー粉とオリーブオイルかけて、仕上げに豆板醤混ぜてからパンに塗って食べてますからね。
※奇跡的にそれっぽい画像見つけたので載せておきます。

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このCamCamの「食」環境が、弟のグローバル化を加速させました。
「食」という、生命活動に必ずついてまわる行動に、異文化が頻繁に顔を出す。
これがジャブのように、弟の知的好奇心をチクチクと刺激するわけです。

決して一度で大きな変化があるわけではないと思います。
ただ、食卓に当たり前に異文化があるという環境が最もグローバルだという話です。
そして、時にその独特の「食文化」への興味が、国や世界の大きな意味での「文化」への興味に変容していきます。

 

へ~こんなの食べるんだ!
お肉おいしいよ?お肉食べないの?
あ、そういう宗教なのか!みんなそんな宗教なんだ!
それって学校で教えられるの?国全体がそうなの?

 

興味が湧くと、いろんなこと話したくて、コミュニケーションの努力をします。
すると自然と英語を覚える努力を始めるんですね。
簡単な英語で何か質問できないか、と思案する姿が日々の連絡からもうかがえます。

  

ここらへん、相当いい悩み方してました。
明日なんて話しかけようとか。どう言うのがいいんだろうとか。
第一言語が違うのですから、かなり難易度が高いコミュニケーションのはずですが、臆することなく向かう姿勢が見えました。
※仲良しの外国人さんや、渡航客の方は日本語が話すことができない方が多いようでした。

 

 

お酒がグローバル化を加速させる

 

頻繁にお酒も一緒に飲んでいたようです。

振り返りメモに、アルコールが入っていない人には絶対書けないテンションの落書きが度々ありました。

 

 

いつも非常に楽しそうで羨ましい限り。

 

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お酒を飲むことによってコミュニケーションは加速しますからね。
加速したコミュニケーションの中で、多くの情報交換が行われます。
その度に弟は様々な価値観や文化が知っていくわけです。
そして世の中の多様性に、徐々に気づいていく。
今まで生きてきた世界がいかに狭いかを理解し、
その先にさらに広がる世界の大きさを実感し、
そしてその都度、未知への興味と期待を膨らませていく。もっと知りたくなる。

好循環。Oh!! GOOD JUNKAN!!

  

 これはちょっと先の話ですが、この日は仲良くなった外国人とビーチにふらふらと遊びに行った時の様子。

たまたま行われていた、綱引きイベントにタイ人のふりをして参加。
優勝の栄光と、オリオンビール一箱を獲得したそうです。
意味もなく外国人のふりをする。
これがグローバルです。
※別に外国人じゃなきゃ参加できないというルールはなかったようです。

いや、というよりもむしろ国籍に意味を感じないのでしょう。
俺は日本人であり、タイ人であり、てゆーかそもそも地球市民なんだけど?
というちょっとチャラめのグローバリズムです。
とりま人類皆兄弟的な?世界平和の鍵は弟にありそうです。

 

というか、この弟に「タイ人です」と言われた時の違和感のなさヤバくないですか?
いるもんこういうタイ人。絶対トムヤンクン耐性ありますもんね。サワディーカップ。
受付の人も何の違和感もなく了解したんでしょうね。

 

 

 

 

英語のアドバイスをくれる弟。

自信をつけた弟は、会話にも英語を交えてきます。

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見てください。突然の英語です。脈略が一切ありません。
これがグローバルです。


さらに弟は僕に英語でコミュニケーションを取るときのアドバイスまでくれます。

 僕「英語しゃべれんの?どうやって話してんの?」

弟「"イエス"と”ノー”と"オッケー"で大体いけるよ!(自慢げ)」

僕「そうなんだ、ありがとう(まじかよこいつ)」

 

驚くべきことに弟は3単語で会話していたようです。
ゴリゴリです。驚くべき脳筋イングリッシュ。
果たしてそれで会話が持つんでしょうか。
僕は"うん"か"いいえ"か"大丈夫"しか言わない人と、友達になれる自信がありません。

 


グローバル化は進んでも、バイリンガル化はまだまだ先になりそうです。

 

とにかく僕としては、ただ無気力にキムタクのドラマを見漁っていた頃に比べ、「英語を覚えたい」だったり、「海外行ってみたい!」のようにやってみたいことや、興味の対象ができただけで万々歳です。
CamCamに拾ってもらえてよかったなあ。

今回はここまで。

次回は新しい働き口が見つかった話について書こうと思います。
さあ、ラストまで残り4記事程度です。
駄文で恐縮ですが、お付き合いをお願いいたします。

 

 

 

ーー

ということで、「グローバル化は”酒とメシ”から」でした。
ゲストハウスは気軽に外国人と共同生活できる。という意味でグローバルになっていきたい人にはすごくいいんでしょうね。

ということで、ゲストハウスに勤める後輩から聞いた京都のおすすめゲストハウス貼っておきます。

【日暮荘(ひぐらしそう)】

日暮荘: 京都の町家ゲストハウス 築80年の町家で宿泊
名前がすごくいいですね。二条駅から徒歩4分という立地も最高です。
レトロな洋室があり、和室もどこも素敵空間。無料で飲める本格コーヒー(豆を挽くところから。豆もいいやつ)。本格的なとこお庭を見ながらゆっくりくつろげる共有スペースがあるそうです。後輩が働いてます。

 

【鯉屋】

京都西陣のお屋敷 町家ゲストハウス 鯉屋 こいや
こちらはかなりお庭が壮大な感じです。西陣なのでバスか地下鉄でのアクセスがおすすめです。

 

【和楽庵】

京都 ゲストハウス 和楽庵 | 町家ゲストハウスで宿泊 Guest house WARAKU-AN
 京都の町屋ゲストハウスの始祖らしいです。オーナーさんと話してみたいですね。
左京区でみやこメッセと京都大学の間くらいです。

 

【Len】

Len 京都河原町—Hostel, Cafe, Bar, Dining
 ここねえ、僕打ち合わせで行ったことあるんです。一階のカフェバーだけですけど。すんごくおしゃれです。熟れてるんだけど、清潔感もある。なんだか、朝ごはんここで食べたら丁寧な生活ができそうです。(引用:ポパイ)
五条河原町くらいです。

 

CamCam沖縄

www.camcam-okinawa.com

危うく忘れるところでした。最高のゲストハウスです@沖縄。管理人カズさんを始め、超親切でフランクなスタッフの皆様がいらっしゃいます。もう細かいことはここらへんの記事読んでいただければ。

tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com

 

以上でした。

ではまた次の記事で。

 

 

 

 

弟のほぼ文無し旅 [沖縄]
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この旅では、弟はお金を持たずに片道チケットだけで沖縄に行き、
帰りのチケット代と僕との飲み代を稼いたら帰ってきます。

僕は毎日弟と連絡を取っており、
記録したその内容をここで愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いわば弟の成長記録です。いつ終わるか全然わかりません。 

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