弟のほぼ文無し旅 5日目[沖縄] 〜弟、音信不通。〜
20歳でマイルドヤンキーの弟の「ほぼ文無し旅」が続いております。
自分で考えて、行動して、厳しい環境を乗り越えたという経験を得て欲しい!
そしてその中で世の中との関わり方を学び、やりたいことをみつけて欲しい!
と考え、財布取り上げて沖縄に輸送しました。
なんか吹っ切れた。
【弟が文無し沖縄旅】
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
朝イチで「なんか吹っ切れた」と連絡が。今日は住み込みを重点的に当たりまくるらしい。
「ネットで調べて電話してもいい?」とルール確認をしてきた。
もちろんオーケー。
大切なのは弟が自分で考えて、動いてみて、達成すること。細かいルールなどは重要でないのだ。
本腰入れて仕事を探すために、ネットの使用はOKかと確認が。
もちろん全然オーケー。
というか逆に今まで使ってなかったんかい。
ルール違反になると思ったんでしょうか。
携帯持たせた時点でそんなもんは当たり前に許していたつもりだったのですが、
律儀(?)にも使用を控えていたようだ。
充電もいつでもできるわけではないので、
弟が携帯で使用するのはほぼ電話とメールとLINEだけ。
ネット検索も使わないとなると、おじいちゃんが孫とコミュニケーションとりたくて買ったスマホくらい機能性に無駄が生まれます。
この日は住み込みで働けるお店を検索して、そこにお願いしに行ったようです。
そして、音信不通。
朝の電話後、数回のLINEでのやり取りを最後に、弟からの連絡が途絶えました。
朝8時23分にきたライン以来、夜9時を過ぎても連絡が帰ってこない。
今まで即レスが基本でしたので、正直ちょっと焦りました。
男とはいえ、沖縄とはいえ、宿もなしに知らない土地を放浪しているわけですから、
危険な目にあう可能性はゼロとは言えません。
弟と連絡がつかない。
既読もつかない。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
電話はコール音はなる。逆に怖い。
大丈夫だろうか。
心配になってきた。#弟が文無し沖縄旅
午後9時30分の時点で消防署に連絡をし、救急車の搬送履歴を確認してもらいました。
でもまあ、よくよく考えたら20歳の弟(しかもマイルドヤンキー)が
1日連絡つかないくらいで消防署に連絡するのもちょっと変な感じしますよね。
消防士さんは、最初親身になって聞いてくれてたんですが、
弟が20歳ということが分かった途端に塩対応でした。
さっきも電話が繋がらなくて、那覇消防署に救急車の搬送履歴を調べてもらった。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
僕「弟と連絡つかなくて」
消「至急調べます。最後の連絡はいつですか?」
僕「今朝が最後です」
消「弟さんはおいくつですか」
僕「20歳です」
消「(気持ちわりーなこの兄弟)」
多分。#弟の文無し沖縄旅
多分、いや確実にこう思われてました。
沖縄弁での塩対応は新鮮でした。
ほんで、このすぐ後に弟から電話が。
「ごめん、トイレに忘れてたあ。」と弟。
いや、落としてる時間長くね?
もう落としてるっていうか置いてたよね。
午後3時15分の時点ですでに手元にないはずだから、
約6時間手放していたことになるはず。
こいつ本当すごいな。
というか盗られなかったのがすごいわ。
沖縄いいとこだなおい、住みたいわ。
でもゴーヤが苦手だわ。文字通り苦いわ。見た目もグロすぎだわ。
まあ、つまり何でもなかったという話なんですが、
ここまでの4日間で弟の天然具合を再確認し、
僕がちょっとビビり出してるってことはわかりました。
消防士さんマジですんませんでした。
入り口でウロウロ。
3日目に弟は困難にぶつかっていることを認識し、やっと思考への入り口に立ちました。
「自分で考えて、行動して、厳しい環境を乗り越えたという経験を得て欲しい!」
が目的です。
「吹っ切れた」と言ってた割には前進がないようだ。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
今日は十数軒の店を回って、全て断られておめおめと帰ったそうな。
やっぱり「なぜダメか」「どうすればうまく行くか」という思考能力が著しく弱い。
これは一ヶ月くらいの長丁場になるかもなー。#弟が文無し沖縄旅
特に失敗の中から学ぶ姿勢が弱い。
断られたという事実に対して分析的思考が働かない。
当初は2週間くらいで帰ってくるイメージだったのだが、
これが続くようであれば結構な長丁場になるなあと、思ったり。
思考への入り口に立ったはいいけど、
入り口あたりでウロウロしている感じです。
まだまだこれからですね。
ただ弟は弟で、思ったよりも全然うまくいかないことで、
自分へのがっかり感が募り、空腹で万全とは言えない体調のせいもありかなり弱気に。笑
昨日UFJで送った2000円。手数料がかかるから1000円しかおろせなかったそうな。笑
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
今日はなんとかシャワーを浴びて、飯を食って寝たいらしく、1日食事も我慢していたようだ。
泣きそうな弱った声を聞いて、予定通り!という気持ちと、ちょっと可哀想な気持ちが。#弟が文無し沖縄旅
その上お金も下ろしきれなかったものだから、かなり凹んでました。笑
ただ、ここで甘やかしてはいけないなあと、改めて旅の目的を考え直します。
予定通りではあるんです。一応ね。一応。
でもここで甘くすると台無し。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年4月16日
「やっぱり自分じゃできなかった」と、自分への不信感へ繋がってしまう。
つかず離れず、見守るのだ。
手を差し伸べずに、信じる。
「出来ると思ってる。がんばれ。」というメッセージだけ伝える。
ただこれが非常に難しい。#弟の文無し沖縄旅
いいこと言ってるなあ、僕。
「Yes, We Can‼︎」とほぼ同じ意味ですからね。
オバマさんとは仲良くできそうです。
でもまあ、「できると思ってるから、やってるんだよ」という言葉は、
何だかうまくいかないなあという時に心の支えになるものです。
毎回電話の終わりにこれを言うんですが、その度弟は、
「ありがとうございます!!(低めの大声)」
と、体育会系のノリを丸出しにしてきます。
スイッチそこ?
て感じですが、割と嫌いじゃないです。
この日は紙とペンを買って、これから毎日振り返りを文字に起こす事だけを約束。
事実を記録することで、失敗からも学ぶ機会が増えるのでは!思考の整理も同時に行えるのでは!というところからの追加ルールです。
この決定が2周間目以降の展開を大きく変えることに。。。
ではでは、6日目もお楽しみに。
以下はこの日、弟から来た意味わからん画像シリーズです。
ただ「写真を送って」とだけいうと、説明もなしに淡々とこんな写真が送られてきます。
ん?誰?
いや、どこ?
うん。だから?
これらを僕はどういう気持ちで見てたらいいんだろう。
といつも頭を悩ませます。
以上ですー。では、またまた。
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このブログでは、弟が旅の中で成長していく様を、
愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いつ終わるか全然わかりません。
リアルタイムの実況中継はTwitterの僕のアカウントにて行っております。
#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 でまとめて読むか、
もしくは、僕のTwitterアカウントをフォローしてください。
>追記
教室のオープンイベントでバタバタしており、 1日飛びました。
木工のイス作りをやったんですが、
なかなか盛況で大変喜ばしい限りです。生徒ジャンジャン入れー。
↑こんな感じでした。詳細な様子はこちらからどうぞ。
5月はこんなことやる予定ですー。
■「はじめてのTシャツデザイン」〜コンペで賞金を狙おう〜
■「公園リノベーション」〜新しい公園を京都市長にプレゼンしよう〜
■「今日からパティシエ」〜家族にお菓子をプレゼントしよう〜
■「ロックンロール教室」〜自分で作曲してみよう〜
※イス職人体験のような1日のイベントではなく、毎日少しずつプログラムを進めていきます。
是非ともみなさんいらしてー。
体験授業は無料です。
コンセプトは「個性をそだて、社会にふれる。」そんな教室です。
※生徒に文無し旅をさせたりはしませんのでご安心を。
これは弟限定のプログラムです。
放課後教室「studioあお」
〒602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72
お問い合わせ:http://studio-ao.school
Mail:kawamura_tetsuya@studio-ao.school
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