弟のほぼ文無し旅 4日目[沖縄] 〜20歳マイルドヤンキー、泣く。〜
先に言っときますが、これ長いっす、めっちゃ。あしからず。
本日4/27は弟の誕生日です。
弟は4/12に沖縄に降り立ち、そこから今も沖縄をほぼ文無しで旅してます。
帰りのチケット代と僕との飲み代を稼いたら帰ってきます。
※逆に言うと稼ぐまで帰ってこれません。
弟は本日21歳になりました。
21歳の誕生日って20歳の誕生日より大人になった感じありますよね。
結構感慨深かったのを覚えています。
「あ、今日から本当に大人だ。。。」みたいな。
さあさあ、誕生日と知ったからには、
みなさんからも弟にプレゼントをあげてくださいな。
と、いうことで弟へのメッセージをゆる〜く募集します。
スタートから2週間経って、だいぶ成長した感じはしますが、
アルバイト経験も薄く、バスケ以外してこなかった弟にとって、
「働く」ということの理解や、社会との関わり方、
世の中に関する知識がまだまだ足りないと感じています。
人間的にもまだまだ甘い!
そんな甘ったれた21歳のマイルドヤンキーに是非ともアドバイスなどなどお願いしますー。
この旅についてでも、これからの人生についてでも、
割となんでもいいので叱咤激励でもアドバイスでもください。
弟に向けたメッセージであればなんでも受け付けます。
さっきTwitterで募集したら「ヒッチハイクおすすめだよ!」とか、「野宿の時この音楽がいいですよ〜」とかそんなんいただきました。つまり、なんでもありです。
僕からは「日サロにお金使うのもったいなくない?」というアドバイス。
というか、もはや質問を送ろうと思います。
そういう感じでいいんで、よかったらメッセージくださいな。
よりタイムリーな弟の状況は、
Twitterで #弟のほぼ文無し旅 #沖縄 でまとめて読むか、
もしくは、僕のアカウントからご覧頂けます。
Facebookやはてなブログのコメント欄、
Twitterのリプライ、個別連絡などなど、なんでも受け付けますー。
そのまんま弟に送りますわ。
※弟も僕もガラスのハートなんで、誹謗中傷だけはご勘弁をー。
それでは4日目のレポートです。
今日は7人に話しかけたけど、、、
ほぼ文無し旅も4日目に突入しました。
1日目は旅人酒場で出会った方(農業のSさん)に世話になり、
風呂までおごってもらったようだが、その後は空振り続き、
仕事も決まらず、本日で野宿が2連続です。(野宿というかマクドですナルドですが。)
お金もほぼ底を尽いているし、この先のことを考えると危機感マックスのはず。
と思いましたが、4日目の報告を聞いてみると
「今日はお店も合わせて7人くらいに話しかけたけど、、、ダメだったわ。。。」
そうか・・・・・。ん?おい、ちょっと待て。7人てどういうこと。
1日でたった7人て何で?
単純計算で10時から21時まで活動してたとして、一人約1.5時間かかってる。
え?面接か打ち合わせかなんか?
今日は7人と面接か打ち合わせをしたってこと?
エース社員ってこと?売れっ子人事ってこと?
聞いてみると普通に話しかけたのが7人ぽっちという話でした。
一人当たりの会話時間も10分いってるのかなって感じ。
明日からお金ほぼゼロで、宿無し2日目。
風呂も洗濯もできてなくて、
満足に飯も食えてないって状態なのになぜ危機感マックスじゃないのだ弟よ。
弟が危機感マックスじゃない代わりに、
こっちが内心「マッドマックス怒りのデス・ロード状態」でした。
電話越しで常にV8お祈りポーズでした。
本当に本当に本気であれば100人は声かけるでしょう。
いや、100人は無理でも50人はかけるでしょう。
いや、というかせめて二桁行こうよ。
弟がなぜか余裕を持ってしまっていることが伺えます。
他の時間何してたの?
と聞くと、「休んでた。。。」と弟。
僕「・・・・・・・。」
後ほど「ここで休んだ。」と写真が送られてきました。
いや、場所はどうでもいい。
↑第一休憩ポイント「パチンコ屋のソファ」。
「いや、パチンコしてたわけじゃないよ?Wi-Fiがあってさ。」と弟。
うん、さすがにこの状況でパチンコしてたら引くわ。
↑第二休憩ポイント「なんか気持ち悪い木の下」。
「蚊がめっちゃいて痒かった」と弟。
いや、蚊どころじゃないよくわからん昆虫たくさんいそう。
「怒る」とアホになる。
僕はもうこの時点で「はあ?」って感じです。
人の金で言ってんのに7人って何?なんか「7」にジンクスでもあんの?
ラッキーセブン?北斗七星?セブンイレブンいい気分?ってな気分でした。
ただ、怒りはしません。僕は出来る限り「怒る」ことはしません。
「怒る」というのは、怒られることによる「不快感」や「恐怖」と、
その「行動」を脳内で無理やり結びつけさせ、
反射的な拒絶を起こさせることなんですね。
(諸説あるだろうけど僕はこれを信じている)
なので「怒る」と、それがなぜダメか。何がいけないか。
という「理解」のステップが欠如します。
つまりアホになります。
例えば
子供が勝手に仕事のスマホを触った。
↓
おもっくそ怒る。泣かす。
↓
なんかよくわからんけどスマホ触ると怖いことが起こる。
↓
一生ガラケー。
僕の中で「怒る」っていうのはこんなイメージ。犬のしつけとかに近い感じ。
「怒られた恐怖」と「スマホ」がセットで記憶されるから、
よくわからんけどなんか嫌だなーってなる。
アホです。
スマホを触るのがダメなんじゃなくて、
他人の"仕事道具"をいじるのがダメなんです。
本質を理解していればわかるはずです。
その子はスマホで得られたであろうメリットを、
一生ただ一つも享受できなくなるという機会損失が起きます。それは不幸です。
だから、僕は極力怒りません。
「それはまずいよ」という事実を伝えた後に、
「なぜそれがまずいか」という理由を伝えてあげます。
そしてそれを続けるとどうなるか。
なぜその行動に至ってしまったか。を自分で気付かせます。
「怒る」よりも時間がかかるコミュニケーションですが、
本人の納得度が高ければ高いほど勝手に応用が生まれます。
”仕事用”のスマホが触っちゃダメなことを理解している子どもは、
"仕事用"のパソコンも触っちゃダメなことがわかるはずです。
あらまあなんて賢いんでしょう。
というか、「怒り」は沸くものなのでしょうがないけど、
そのまま「怒る」のって誰でも出来るよねって話です。
それは「感情の発散」であって「教育」ではないよね。という話です。
まあ、数日後のブログで怒りますけどね。僕。
まあ、人間だからあるよねそういうの。うんうん。
20歳マイルドヤンキー、泣く。
と、いうことでこの日は怒ることはせずに、じっくりゆっくり話しました。
「結果を出そうという意思を持たずに、ただ漫然と行動している現状がまずい。」
という事実を伝え、
「なぜならお前は文無しだから。現状収入源がないから。普通にしてたら死ぬはずだから。」
という理由を懇々と伝えました。
そしてこれを続けていくと、
常に僕からちょっとずつお金を送ってもらって生きることになり、
よくわからないエンドレス貧困野宿旅@沖縄になってしまうということに気付かせ、
そしてこの危機的状況でなぜ必死になれないかは、
「僕や母親に対する甘え」からきているという原因まで自分でたどり着かせました。
結果約1時間話しましたが、
最後は自分の口から「今のままじゃ甘すぎる」と。
なんとなく最後は僕か母が助けてくれると思っていたようです。
まあ、今まで常に無意識的に誰かに頼って生きてきてるからね。しゃーないといえば、しゃーない。
でも今回の旅では僕は生命維持程度にしかお金を出しません。
親からの援助も届かないようキャッシュカードも通帳も預かっています。
ただ、「自分が甘えていること」に自分で気づいたのは素晴らしい。
そしてそれを自分で認めたのがワンダフル。
時間をかけてでも自分自身で見つけさせることで、より強い学びとなります。
話しながら弟、泣いてました。笑
久々に泣いてるところ見ました。(見えてないけど)
昼間行った店でも厳しいことを言われたり、
罵られたりもあったようで、色々と悔しかったんでしょう。
さあ、大切なことに気づいたところで、
さすがに約3日間食わず、風呂も入らずが続いたのと、
水代もないようだったので2000円振り込みました。
リフレッシュして頑張れ。
にしても見事に苦労している様子を見て、
なんとかうまいこと成功体験までをデザインせねば、
とこちらもふんどしを締め直しました。
以上、4日目でした。
早く一緒に飲みたいなあ。
とりあえず誕生日おめでとう、弟。
↑朝までガンガン飲んで〆のラーメン@新橋
このあと全部吐いたそうです。
>追記
「放課後教室 studioあお」オープン!!
弟の21歳の誕生日と日を同じくして、
僕が新しく始める事業「放課後教室 studioあお」がオープンしますー!
こちらも合わせてよろしくお願い致します。
キャッチコピーは、
「宿題を終わらせて、シャカイにふれよう。」とか、
「個性をそだて、社会にふれる。」とか、
「学校にも、家庭にも、塾にもない学び」とか、
現在そんな感じですが、「全部ビミョ〜〜〜」と思ってます。
なんか全部ちょっとずつ違う。
根幹にある僕の想いは「成功体験を積んでほしい。」それだけです。
自分で考えて、行動して、何かを乗り越えたという経験を得て欲しい!
そしてその中で世の中との関わり方を学び、やりたいことをみつけて欲しい!
この「弟のほぼ文無し旅」で弟に期待していることと全く同じです。
成功体験とその過程で手に入るものが、
一人一人がよりオリジナルな未来を描くために最も重要な要素だと思っています。
もし他の人たちと違う選択をしたいと思った時に、
「自分が選択して行動して乗り越えた」
という経験、そして自信があれば一歩踏み出せると思うのです。
よくわからんレールに依存しなくなる。
本当の意味で自分だけの人生を歩めるようになる。僕はそう信じています。
そしてそんな僕がやっている教室です。つまり普通の学習塾と全然ちゃいます。
じゃあ、どんなんなんって言うやろけど、
今Webサイトしこしこ改修してるからちょっと待って!!
そして体験授業もやっと明日からなので、まだ生徒さんがゼロですー。
助けてー。
4/28(木)体験授業「椅子作り」も、あと5人くらいはいけるんじゃないかと思いますー。
来てー。
※生徒に文無し旅をさせたりすることはありませんのでご安心を。
これは弟用のプログラムです。
放課後教室「studioあお」
〒602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72
お問い合わせ:http://studio-ao.school
Mail:kawamura_tetsuya@studio-ao.school
▼4/28(木)「椅子作り体験」お申込みフォームはこち
http://goo.gl/forms/2JN1Nr0d8U
▼面談・ご相談のお申し込みフォームはこちら
http://goo.gl/forms/VlnkFXO2dK