6人兄弟、15人家族。

社会人2年目、京都市民のブログ。思いついたことや、やってることをダラダラと書きます。「嵐」より兄弟が多く、「モー娘」よりも家族が多いです。ちなみに次男で上から4番目です。

弟のほぼ文無し旅 1日目[沖縄]

弟が今、沖縄でほぼ文無し旅をしています。

本人の意向と、我が家の最高意思決定機関「家族議会」で弟の大学中退が可決され、
晴れて今月から弟は自由の身(ニートです。

特別やりたいことがないのであれば、引越し資金をバイトで貯め次第、
北海道の実家に帰る。という条約が締結されました。

我が家の憲法ではやりたいことや、学習意欲があれば、
22歳まで(僕は浪人したので23歳まででしたが)学費生活費の面倒を見てくれます。
が、弟は大学も辞め、今の所やりたいことも、学習意欲もないので、
基本的に扶養対象外です。

子どもの進学や、やりたいことは応援するが、ある一定のところで区切りをつける。
というのが我が家の暗黙のルール。
だらだらとスネを囓ることはできないようになっています。

まあそんな状況の中、
せっかく「引越し資金を貯め次第」という緩いルールにしてもらったのに、
さっさと引越し資金貯めて北海道に帰るのは馬鹿らしい。
せっかく執行猶予があるのなら、その間になんか面白いことやらせよう。
そう思って僕は弟に「ほぼ文無し旅」の話を持ち出しました。


お金持たないで旅に行ったらおもしろいんじゃない?片道チケットだけ買ってやるから。沖縄とかなら言葉通じるしさ。それ俺がブログにするわ!あ、これおもろい!やろう!」って言ったら、
「う〜んそうだな〜〜〜。よし。行くわ!」という、
わかってんのかわかってないのかよくわからないけど、
割とやる気のある承諾で決まりました。 

旅の本旨としては、
弟に自分で考えて、行動して、厳しい環境を乗り越えたという経験を得て欲しい。
そしてその中で世の中との関わり方を学んだり、やりたいことを見つけたりして欲しい。
と考え、片道分のチケットだけ持たせて沖縄にほぼ文無しで送りました。
(訳:甘ったれた弟に意地悪してやりたいなあと思って、財布取り上げて沖縄に送り込みました。)

 

「ほぼ文無し旅」のルール。

沖縄へ出発する前に京都に前乗りさせて、旅のルールを決めました。
京都行きの夜行バス(23時発)に寝坊しそうになったり
暑い場所に行くというのに何故かツイードのリュックを背負ってきたりと、
意味不明な点は多かったですが、この程度は慣れたもんです。
弟は天然が入っているのです。20年近くも熟成させた天然ボケです。
大変希少価値が高くなっております。貴重です。

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↑行き先沖縄なのに何故かツイードのリュックで来る、
そんな浮世離れした弟です。業界ではクリエイティブとも言います。

 

弟と決めたルールはこちら。
・帰りの飛行機代+俺との飲み代を稼いだら帰ってきてよし
・毎日誰かに声をかける
・出会った人とは必ず写真を撮る
・毎日電話でその日の報告を上げる

です。

・犯罪行為はダメ。
・生きるのに最低限必要だと僕が判断した場合は、お金を必要な分だけ送る。

というのも念のため決めておきました。

 

持ち物は前回のブログに書きましたが、

・携帯電話(毎日の報告用
・キャッシュカード(基本残高0円。どうしても必要な時用)
・その他Tシャツなどの着替え

で行きました。

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↑出発直前。空港から那覇市への移動費と、初日の飲み屋代、
後は脱水症状対策の水代として3000円だけ渡しました。

沖縄に到着しました。

直前は一緒になか卯でうどんを食べて弟は出発。
無事、沖縄の土を踏みました。

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弟が最初に向かったのは、月光荘という沖縄の旅人酒場 兼 宿泊施設。

旅人酒場ですから、初対面で話しかける、話しかけられるに抵抗がある人は
多くなかったようで、比較的スムーズに話ができた模様。
朝まで粘ってたくさんの人に話しかけたそうな。
「兄と約束したから」と、本当によくわからない理由でほぼ無一文で来た弟
みなさん快く受け入れてくれたようです。
生き別れの兄弟の最後の約束のようなセリフですが、
普通に飯食いながら軽いノリで決めました。

「写真送って!」というと、こちらの写真が送られてきました。

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いや、ちょっと待て。なんの意味があるんだこのボケボケ写真。
どこまでが人でどこまでが壁の模様かもわからんわ。
ブログ用に使うとは伝えてあるのに、なぜこの写真でいける。と思ったのかは帰ってきてからじっくり聞こうと思います。

改めて写真を求めると今度はちゃんとしたものが。

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これも決して上手いとは言えないけど、一番まともな写真でした。
月光荘沖縄はこんな感じの場所です。

いやいや、それにしても旅人酒場っていきなりピンポイントでいいところ行きすぎだろ。
それ、旅慣れしてる人の選択じゃね?
と思った方が1億3000万人くらいいるかもしれませんが、
こちら京都で入れ知恵されました。
こちらの月光荘さんは京都にも店舗があるので、割と有名なのです。

弟自身は一人での旅経験はゼロ。完全なるビギナーです。
ヒヨコで言うと孵化したてで、まだ羽毛がベチャベチャで可愛くない感じの時です。
初めて目にしたものを親と勘違いして生涯追いかけるレベルです。
それくらいビギナーなのです。

だがしかし、朝方のLINEには、「農業の仕事もらえるかも!」と連絡が。
「あらあら。これはちょっとイージーすぎたかな。。。」
と少し反省しつつ、同時に来た金の無心を厳しく突っ撥ねます。

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死なない程度にお金は送りますが、
困った時にまず僕を頼っているようじゃ「ほぼ文無し旅」の意味がありません。
厳しく突き放します。
(厳しい言い方は敢えてです。僕は普段はとても優しくてマイルドでスウィートな男です。)

まあ、働き口を紹介してくれる人に出会えたようなので、
ここから実際に働く中で、何かしら困難が訪れて、
それをなんとか乗り越えるという経験があればそれでいいか。
と思ってました。

そして、なにはともあれ初対面の人から仕事をもらえるように話をつけたというのは、
大きな成功体験の一つ。
なかなかやるじゃないか、と電話で褒め讃えました。

 

まあ、この話も続きがありそんな簡単に仕事が見つかるわけないんですけどね。
それはまた「弟のほぼ文無し旅 2日目」のブログで。
2日目以降しばらく面白いです。

 

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このブログでは、弟が旅の中で成長していく様を、
愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いつ終わるか全然わかりません。

リアルタイムの実況中継はTwitterの僕のアカウントにて行っております。
#弟のほぼ文無し旅  #沖縄 でまとめて読むか、
もしくは、僕のTwitterアカウントをフォローしてください。

 

>追記

4/27(水)から新しく放課後教室なるものを始めます。
こちらもあわせてよろしくお願い致します。 
※生徒に文無し旅をさせたりはしませんのでご安心を。
これは身内限定のプログラムです。

放課後教室「studioあお」
602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72

お問い合わせ:http://studio-ao.school
Mailkawamura_tetsuya@studio-ao.school 

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