6人兄弟、15人家族。

社会人2年目、京都市民のブログ。思いついたことや、やってることをダラダラと書きます。「嵐」より兄弟が多く、「モー娘」よりも家族が多いです。ちなみに次男で上から4番目です。

弟のほぼ文無し旅[沖縄]

獅子は我が子を千尋の谷に落とす。
親の甘いは子に毒薬。
可愛い子には旅をさせよ。
etc... 

教育において、時として厳しさが重要である。
という教訓を表したことわざは、少し調べてみるだけで随分出てきました。
困難に立ち向かう中で気づくこと、学ぶことが多いという事実は、
昔から多くの人の中で一般化され、実践をされてきたということでしょう。

突然ですが、僕も先人たちの素敵な教育論にあやかり、
可愛い弟に旅をさせてみました。

それが「弟のほぼ文無し旅」
世間知らずで天然ボケのマイルドヤンキー、
でもとっても素直で一生懸命な僕の弟が、
ほぼ文無しの旅の中で成長していくその様を気ままに綴る、気まぐれ連載企画です。
弟は、渡された片道チケットで行き先に向かい、
帰りのチケット代と僕との飲み代を稼いたら帰ってきます。

4/12(火)に関空を立ち、現在リアルタイムで旅の真っ最中です。

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※いつ帰ってこれるかなどは全くの不明です。
※そして僕自身がいつ飽きるかも不明です。

 

「弟」を紹介します。

さて、順序を追って話をしましょう。まず、僕には弟がいます。
去年20歳になったばかり、三代目JsoulBrothersとかそういう肌が黒くてオールバックな感じが好きな、千葉在住のマイルドヤンキーです。
小さい時から運動が得意で、高校、大学ともにバスケットで進学しました。
結局、高校でのプレイヤーとしての成績は振るわなかったようですが、
運動が強い私立の高校ですから、公立校とかの普通の部活動とかよりは頑張っていたみたいです。
高校を卒業して千葉にある大学にスポーツ推薦で進学、そこでバスケ部に所属をしていました。

弟が進学した当時、僕は当時就職活動やらで東京に行く機会が多く、その後は東京在住でしたので、ちょいちょい一緒にご飯を食べたりしてました。

小さい頃こそ僕はよく弟をいじめていましたが、
ある程度大人になってからは基本的に仲が良いです。
学校でこんなことがあっただとか、彼女がどうだとか、月9がどうだとか、キムタクはいつ老けるんだ?だとか。
そんな話をするような仲であり、僕にとっては弟であり、一番身近な後輩的存在だと思っています。

 

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↑弟です。これは20歳の誕生日ですね。病み上がりだったらしいですが、一生に一度なので無理やり連れ回しました。

 

弟が高校の部活現役で筋肉ムキムキだった時はよく腕相撲を申し込まれましたが、
「俺はチャンピオンだから、身の周りの奴全員倒してからもう一度来い」
と謎の言い訳で逃げ続け、兄の威厳を守ったのは懐かしい思い出です。

少しやんちゃかつ天然ボケ入ってますが、基本的に素直で一生懸命な性格です。
どんな人間かみたいな部分は、これからを見てくださるとすぐにわかると思います。

 

「ちょっと大学辞めたいんだけど」

そんな弟がですね、1年前くらいでしょうか。
「ちょっと大学を辞めたいんだけど。」と、言うわけです。
ん?なにその「ちょっとお腹痛いんだけど。」的なノリ。

詳しく聞けば授業もほとんど行ってないそうな。
さらに聞くと大学の部活も辞めてしまったそうな。
大学の部活のことで少し悩んでいるのは知っていましたが、
友達もいないわけじゃなかったようでしたし、あまり心配はしていませんでした。
が、せっかく大学に入ったんだし、いろんなことやってみたい。と思い、退部を決意したそうな。
けど、辞めてからというもの何をしていいかわからず、とりあえず家でずっとドラマ見てた。とのことでした。
なるほど。よくわからん。

さらによくよく聞いてみると、そもそも大学に行きたかったわけじゃない。
勉強も全然面白いと思えない。とのことでした。
さらにはさらには、大学を辞めて就職先を探したい。と言うのです。

これには僕も驚き。
僕は基本的に弟に甘いです。ですが、さすがにこの時は思いました。

「これはまずいかも。。。」

いや、いいんですよ?自分の人生ですから。
ただ20代の僕の目から見ても、その時点の弟には足りないものが多すぎました。
言ってみれば大学も入学して1年程度、バイト経験もほとんどなし、サークルや学外活動で頑張ったこともなし。
プログラミング?できない。
英語?喋れない。
簿記?持ってない。
朝?起きれない。
彼女?いない。
極めつけに「やりたいこと」が全くない。

 好きなものだって
・バスケット
・寝る
・ドラマを見る
三代目JsoulBrothers
くらいです。

まかりなりに社会に出て働いている身からすると、
このまま社会にいきなり出るのはまずいと思ったんですよ。

「大学辞めて働きたい」てなんぜやねん。それはちゃがうやろ。
学校もきちんといけないのに、やりたい事があるわけでもなしに、働き始めてやっていけるわけがないでしょうと。

この件について親からも相談がありましたが、
僕はずっと反対していました。

そこからはブーブー言いながらも、しばらくは大学に在籍"は"していたようでした。

 

弟をほぼ文無しで沖縄に送り込みました。

 それから半年くらいたった頃でしょうか。
何かの手続きで母親に連絡したところ、弟が大学やめることがなぜか家族会議で可決されている事実を知りました。

 

「異議あーり!」

 

ちょっと待ってください!議長(母親)!
その判断多分まだ早い!実家の北海道に戻って働く?
絶対それも続かん!ねえ、議長!
せっかく学生という単位さえ取っていれば自由で、なんでもしていい身分を手に入れたのに。
まだ大学で何もしてないのに。
ただただ「大学続けられなかった。」という失敗体験で終わらすのはどうなんでしょう。ねえ、議長!
ねえ!議長!どうなんでしょう!ギチョーーーーーー!!!

 

と、いう流れがあり、僕が立ち上がりました。
これから教育を志す身として、弟一人を教育できずにどうするんだと。
(4/27に放課後教室なるものをオープンします。)

弟に自分で考えて、行動して、厳しい環境を乗り越えたという経験を得て欲しいという思いを込めて、片道分のチケットだけ持たせて沖縄にほぼ文無しで送りました。

持って行ったのは、
・携帯電話(毎日の報告用
・キャッシュカード(基本残高0円。どうしても必要な時用)
・その他Tシャツなどの着替え

のみ。

なぜ沖縄かというと、安全だし、言葉通じるし、暖かいからです。
その条件さえあれば、野宿できるし、働けるでしょう?

 

このブログでは、弟が旅の中で成長していく様を、愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いつ終わるか全然わかりません。

リアルタイムの実況中継はTwitterの僕のアカウントにて行っております。
#弟のほぼ文無し旅  #沖縄 でまとめて読むか、
もしくは、僕のTwitterアカウントをフォローしてください。

 

明日から空いた時間を使ってぼちぼち更新します。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

>追記

4/27(水)から新しく放課後教室なるものを始めます。
こちらもあわせてよろしくお願い致します。 

放課後教室「studioあお」
602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72

お問い合わせ:http://studio-ao.school
Mailkawamura_tetsuya@studio-ao.school 

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>さらに追記

熊本が震災でえらいこっちゃですね。
心ばかりですが、募金させていただきました。
1日も早い復興をお祈りするともに、
自分に可能な範囲でご協力をさせていただきます。