弟のほぼ文無し旅20,21,22日目[沖縄] 〜オジさんとの飲み、受付業務、料理の経験価値を最大化する弟。〜
どうも、川村です。
2日連続の投稿です。頑張ってるでしょう?
でもね、安心してください。どうせまたパタっと書かなくなるので。
ゲストハウス「CamCam沖縄」で働き始め、住む場所を手に入れた弟。
前回記事でも書いたように、急に生活の質が上がります。
▼前回記事はこちら
tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
今回は 、あらゆることに前向きになっている弟の姿勢が、様々な経験の価値を最大化していく様子を綴ります。
新しい生活の中で弟がいろんな刺激を受けていく、なんとも「旅」っぽい話。
では、どうぞ。
仕事で外国人と接する弟。
かくして、弟はゲストハウス「CamCam沖縄」で働き始めるのですが、任された業務はベッドメイキング、受付、事務作業、その他雑務などなど。
当番は1日を3つに分けてA,B,Cの勤務時間いずれかを担当します。
ゲストハウスは様々な国からゲストが訪れます。
英語なんて全く喋ることができない弟は、受付業務に大苦戦。
まだわからないことも多い。しかもお客さんと意思疎通ができない。
これほど難しい仕事はないでしょう。
今日から受付業務とパソコン作業をしたらしい。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月4日
外国人のお客さんとの接客で苦戦しているようだ。
でも「英語話せるようになりたい」とか、「海外行ってみたい」と自分で意思を見せてて、すごくいいなあと思う。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄
ただ、そんな中でも意欲を見せる弟。
電話での振り返りの中でも「今日は〇〇人の人が来てさ〜、その時に△△で〜。」という話がたくさん出てきます。
今まで限定されたコミュニティの中での生活を余儀なくされ、自分で交友関係を広げることもできなかった弟には、かなり新鮮な環境だったようです。
「◇◇がしたい!」という目標を持っていなかった弟にとって、大きな進歩です。
僕が初めて海外に行ったのは 、19歳の香港ひとり旅でした。
大学生といえばひとり旅でしょ!というよくわからない思い込みと、当時約2年付き合っていた彼女に振られ、その子の誕生日に向けて貯めていたお金の使い道に困ったから。というちょっとアレな渡航理由でしたが、異国の文化に触れることの楽しさに気づきくきっかけとなりました。
カップルに囲まれながら一人で見た夜景「シンフォニーオブライツ」は忘れられないです。
と、いうことで、弟も誰かにフラれればいいのに、と思ってます。
こういうのは何かきっかけがないと動きませんからね。だから、フラれて欲しいです。
なんにせよやりたいことが見つかったのはいいことです。
ここらへんから、振り返りに出てくる横文字の名前が増えます。
本当に大変失礼なことですが、名前も顔も全部同じに見えてしまい、2秒で覚えるのを放棄しました。
※これはちょっと先の写真も入っちゃってますが。
英語が全くしゃべれない弟にこんなにも外国人の友達が出来るなんて…、と驚いていたのですが、コミュニケーションが取れないなりにも「ちょっと伝わった!」という達成感や「ああ、こういう文化もあるんだ」という発見を楽しんでいたようです。
初対面のオジサンと飲みに行く弟。
ゲストハウス「CamCam沖縄」には、弟のほかにも住み込みで働いているスタッフさんがいらっしゃいます。
弟はその共同生活の中で、どんどん社交性を身につけていきます。
この日は知り合ったばかりのおじさんにご飯に連れて行ってもらうんだとか。
弟の社交性がどんどん上がっていく。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月4日
兄として喜ばしい限りだ。
ただ沖縄は、晴れ時々「太ももハンター」な地域なのでとても心配だ。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/7nuiNwHzjA
一度太ももおじさんにホテルに連れ込まれかけているのに、なぜこんなに能天気なのか。「さいこーやー」じゃあ、ありません。今の所「栃木の阿部さん」という情報しかないですから、「栃木」も「阿部さん」もそんなに安心材料としてのポテンシャルは高くありません。これを聞いて僕が「ああ、な〜んだ。栃木の阿部さんね!じゃあ、大丈夫だ。」と思うとでも思ったんでしょうか。
とりあえず太ももの警戒レベルを上げておきました。
栃木の阿部さん(58)はすごくいい人だったよう。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月4日
弟はとても楽しそうだ。笑
「奢られ武者修行」はあと19人。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/GzuuZproLY
結果として栃木の阿部さんはいい人だったようで、「CamCam沖縄」のスタッフの方と3人で焼肉をご馳走になってきたようです。
どんな話をしたのかを聞くと、何やらかなり熱い話をしていただいた様子。
たくさんの教えを賜っているよう。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月6日
阿部さん、熱い方です。
ありがとうございます。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/nNcBZRkx6x
ありがとうございました。阿部さん、熱い方です。こういうの本当ありがたいです。
ただ写真を見ると、弟は完全にテンションMAXです。本当にこんなに真面目な話をしてしてもらったのか疑問が残ります。
見てください。相当テンション高くないとできませんよ、このピース。
と、思ったら阿部さんも裏ピースしてました。相当楽しい飲み会だったようです。
どういう経緯で飲みに連れて行ってくださったのかはわかりませんが、初めて会った阿部さんに、飲みに連れて行ってもらって、人生論まで話してもらえる。しかも太ももの報酬もなしです。
これはなかなかの進歩です。主に太ももの報酬がなくなったあたりが。
料理もしてみる弟。
弟のQOLの向上はとどまるところを知らず、ついには私生活で料理まで出来るようになります。
弟が料理まで覚えやがった。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月6日
どこまで成長し、どこまで充実した生活を送るんだ。。。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/czB0r72zXO
末恐ろしい弟です。僕は弟が料理している姿を見たことがありません。
僕が去年東京に住んでいた時は、ちょくちょく弟の家に行っていましたが、料理は全て僕がやっていました。
恐ろしい変化です。以前の弟とは比べ物になりません。
月とスッポン、大人と子ども。鯨と鰯、雪と墨。劇的ビフォーアフターです。
こんなにも楽しそうで、活力に満ちた弟は久しぶりでした。
とっても良いことです。
環境を変えて、人と触れ合うことで、やりたいことを見つけたり、できることが増えていく。
仕事、出会い、料理、全てにおいて前向きな姿勢が、様々な経験を価値あるものに変えてくれているのがよくわかります。
受付の外国人対応も、初対面の人と飲みに行くのも、料理も、めんどくさいと思えばただのめんどくさいものになり得ますよね。前の弟だったらそうでした。ここまで価値ある時間にできなかったでしょう。
物事自体に価値があるのではなく、姿勢が物事の価値を決める。ということでしょうね。
「会社の飲み会なんて面白くないじゃ〜ん」っていう人にとってそれは面白くないし、逆にそこに何らかの前向きな姿勢を持てる人にとっては面白いものになる。
「部署の先輩が格好いい」「部長に根回ししたい」でも何でもいいけど、そういう目的ある人にとっては大事な時間になり得ますもんね。
いま、自分の道を探している弟にとって新しい世界、新しい価値観、新しい経験、新しいものは全て価値あるものになります。
カラオケオパブ「父ちゃんの店」で働くようになったりしたら、またさらに変化がありそうですね。GW明けには改めて雇ってもらえるかの面接です。楽しみですね。
楽しそうで羨ましいなという気持ち8割、応援しがいが出てきたなという気持ちが1割、そろそろビキニギャルの写真送れよという気持ち1割。そんな心持ちで見守っております。
え、そこも成長すんの?
そして、僕がずっと悩まされてきた、弟の「写真下手クソ問題」。ブレるわ、被写体のチョイスが独特すぎるわでもうまともな写真は諦めてたんですが…、
何の脈絡もなく急に上手くなってました。
もうなんなんでしょう、この人。
夏休み明けたらクラスメイトが可愛くなってた。とかそんなレベルじゃないですからね。昨日の今日ですからね。ビフォーアフターが劇的すぎ。
弟が写真うまくなりすぎててなんでやねん。笑
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月4日
今日は那覇ハーリー祭りという祭りらしいです。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/Hvd4ijzqz5
別に写真の上達は今回のテーマではないのですが、一番の成長率を見せてくれました。これからの弟にさらに期待です。
さあ、月曜です。みなさん頑張りましょう。
僕もコイキングがやたら発生する教室で子どもらと戯れます。
studioあおは川沿いにあり、ポケストップもすぐそこなので、教室で仕事しているだけでこんなんなります。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年7月24日
売りたいです。#studioあお #コイキング #大漁 pic.twitter.com/Zb5zF1G1t6
ではでは。
▼▼次の記事はこちら
tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
弟のほぼ文無し旅 [沖縄]
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この旅では、弟はお金を持たずに片道チケットだけで沖縄に行き、
帰りのチケット代と僕との飲み代を稼いたら帰ってきます。
僕は毎日弟と連絡を取っており、
記録したその内容をここで愉快に楽しく、気ままにお送りしていきます。
いわば弟の成長記録です。いつ終わるか全然わかりません。
リアルタイムの実況中継はTwitterの僕のアカウントにて行っております。
#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 でまとめて読むか、
もしくは、僕のTwitterアカウントをフォローしてください。
▼こちらは僕の職場ですー。僕は京都で教育事業を手掛けております。
最近生徒さん増えてまいりました!!教室狭すぎて早くも移転したいです!誰か倉庫ください〜
ーーー
放課後教室「studioあお」
〒602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72
Facebook:https://www.facebook.com/studio.ao.kyoto/
お問い合わせ:http://studio-ao.school
Mail:kawamura_tetsuya@studio-ao.school
弟のほぼ文無し旅18,19日目[沖縄] 〜住む場所を手に入れた途端に弟の生活が優雅になりました〜
ご無沙汰しております。
お久しぶりの「弟のほぼ文無し旅」です。
「弟のブログってもう終わったの?」といろんな方に言われました。
僕はそれについて怒っています。いい加減にしてくださいよ。あんな中途半端な形で終わるわけがないじゃないですか。
弟が頑張っている中、僕だけ投げ出すなんて、そんな不義理なことするわけがありますか?僕は怒っていますよ。
ブログが停滞していたのは、僕がサボっていたから。ただそれだけです。
勝手に人のことを中途半端な人間みたいに言うのは、勘弁してほしいものです。
ちゃんと最後まで書きますよ、そりゃあ!(ぼちぼちサボりながら)
今日からまた続きを書きます。
急にたくさん書いて肉離れ起こしたら困るので、今回は軽めで。
横ではポケモンGOの冒険心を掻き立てるBGMが流れています。
あ、カイロス捕まえた。よし。
今までの話を忘れた人はこちらをどうぞ。
前回記事はこちら。
tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
最初から読みたい人はこちら。
tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
「住」を手に入れた弟をホメ祭り。
17日目にして、弟はなんと。やっと。ここに来て。念願の「住む場所」を見つけました。
ゲストハウス「CamCam沖縄」。
僕の大学時代の友人「やっくん」のたった数時間の営業指導により、住み込みで働かせてもらうことができるようになりました。(ただ、住まわせてもらう分お給料はナシ。)
それまでの弟は「マクドですナルドです」で飲み物一杯を頼み、朝まで滞在する。というなんとも店員さんにウザがられそうな生活をしていました。
インカムで「店長、またあの人来てます…。」「うん。まあ、放っておこうか…。」って言われいること間違いなしです。
住むところをを手に入れた弟は、早速家族LINEに連絡。
グループラインでは弟のホメ祭りが始まります。
昨日は家族みんなで褒め祭り。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月1日
これがすっごく大事だと思うんですよね。
自分で考えて、自分で動いて、達成したことを、よりいい記憶として脳に定着させる。
褒め好きな家族で助かります。笑#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/qW8yliIzkh
※「よっち」は弟の愛称です。
ブログ自体のタイトルにもなっていますが、我が家は家族がものすごく多いです。
よって、褒められる量も通常の家庭の数倍となります。
こういうのは家族が多いことのいいところですね。
弟は面接の際に、今回の旅の企画の話もしたようなので、僕は早速お世話になるゲストハウスの管理人さん、通称「カズさん」に連絡しました。
−−−−−
僕「あ、もしもし川村と申します。この度は弟がお世話になるということで。本当にありがとうございます。」
カズさん「あ、お兄さんですか、はじめまして。お兄さんもいろいろ心配かと思いますが、こちらでしっかり面倒見ますので、任せてください。」
−−−−−
あ、この人いい人だ…。
一瞬で分かりました。絶対肌が浅黒くて、海が似合うみんなのアニキ的存在だ。
歯、白い。間違いなく歯、真っ白だこの人。
職場の後輩の女の子とかみんな惚れちゃうやつだ。
でも綺麗な同い年くらいのお嫁さんがいて「無理だよ…。だってカズさんには綺麗な奥さんがいるもんっ…。」って友達に相談してる女子多数のやつだ。
飲み会にいなかったら「あれー?今日カズさん来ないの?」って男女問わず残念そうにするやつだ。絶対それだ。
−−−−−
僕「あ、あ、あ、ありがとうございますぅ!もうそんなそんな。あんまり心配してないんで、是非ともこき使ってやってください。」
カズさん「あはは、任せてください。こっちで鍛えますんで。」
−−−−−
間違いありません、いい人です。おまわりさん、この人いい人です。そして、間違いなく歯が白いです。ほどよく筋肉が付いていて、頭にタオル巻くのとかも似合う人です。早く逮捕してください。
天然で気取っていない、それでいて優しくて男らしいタフガイです。一緒に仕事してる時に、無意識にふとした優しさを出して、やっと諦められそうだった気持ちをついつい引き戻しちゃうタイプです。「やっぱり諦められないよぉ…。」って影で女の子泣かしちゃうタイプです。
まあ、俺は応援するけどね。お前の気持ち。奥さんいるかどうかなんて関係ねえよ。もっと自由なもんじゃん?恋する気持ちって…。伝えてみろよっ。お前の気持ち。
−−話戻ります。
とにかくたった数分、それも電話で、頼もしさと、爽やかさ、懐の深さを感じる。そんな方です、カズさんは。
もう僕の中では完全に速水もこみちと武井壮を足して2で割って3.14をかけた「カズさん像」がいました。
と、いうことで弟はしばらくこの「カズさん」の働く「CamCam沖縄」でお世話になるとになりました。
今、イーブイ捕まえました。
急に優雅な生活を始める弟。
かくして弟のゲストハウス生活が始まりました。
このゲストハウス「CamCam沖縄」にはカズさんと弟のほか、たくさんの方が働いています。
そしてゲストハウスなので、ゲストの方がたくさんいます。
そりゃあ国籍から、家族構成から、沖縄旅の理由まで、それぞれ違う属性の方がいらっしゃるわけです。そんな中で弟はうまくやっていけるのでしょうか。
弟は今までのブログでもわかるように口がめちゃくちゃうまかったり、コミュニケーション能力ものすごく高いわけではありません。
むしろ大学の部活や、学部にもあまり馴染めず、半引きこもり生活をしていたくらいなので、コミュニケーション能力は相対的に低めかもしれません。
そんな中でやっていけるのかね、君は。という疑問はあったのですが、なんだか1日の振り返りを聞くと楽しそう。
他のスタッフの方に料理を教えてもらったり、海辺を一緒に散歩したり。
え?なんなの?ちょっと羨ましいんだけど。
これまでの旅の中で弟を「羨ましい」と思ってことは一度もありませんでしたが、急に羨ましくなりました。
これは偏に周りの方のおかげでしょう。いや、カズさんの醸し出すオーラのおかげですかね。電話越しにも伝わってきましたからね、オーラ。
本日は完全に日記ですが、すごく安心します。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月1日
働かせてくださってるゲストハウスの方がすごくいい人で、電話で話した時何度も「心配だと思いますが、任せてください」と言ってくれた。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/Y2YdwE7MZh
二日目は昼間っからビーチに遊びに連れて行ってもらったようです。
ほぼ文無しとは思えない暮らしの優雅さです。
しっかりオカマさんにも絡まれ、自分の才能に気付く機会にも恵まれました。
同僚の方とビーチに散歩に行ったら、
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月2日
今度はオカマさんに絡まれたらしい。笑
気に入られて、腕組まれてがっちりホールドされたらしい。
「おれ、男に人気あるのかな〜」って言ってた。笑#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/aYpCQ2ricn
太ももおじさんの件といい、弟には特殊な能力があるようです。
長所はどんどん伸ばしてあげたい、兄としてそう思います。
そしてこの頃から弟の連絡頻度が一気に減ります。
ヒドイ話です。うまくいかなかった時はあんなにお兄ちゃんお兄ちゃんとすがってきたのに、うまく行った途端にコレですよ。
売れた途端にずっと支えてきてくれた地元の彼女を捨てる有名人みたいな感じですね。
どんだけいい子がいてもこいつには絶対紹介しないでおこう。そう思いました。
弟から急に連絡が減りました。
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月2日
働く場所も、一緒に働く仲間も出来て楽しいんでしょう。寂しいです。
「CamCam」というゲストハウスで働いています。https://t.co/9Vbghksuir #弟のほ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/xcqQ8XXLlO
それでも1日一回の振り返りは忘れずに送ってくるのでまあ及第点をあげましょう。
周りの人にも恵まれ、生活が一気に楽しくなったんですね。それはとってもよきことです 。
みなさまも沖縄を訪れる際には是非、ゲストハウス「CamCam沖縄」さんにお立ち寄りください。
そしてたった今、ズバットに逃げられたことを報告いたします。
だからなんでそんな写真下手クソなの?
周りの環境がどれだけ変わろうと、やっぱり弟は弟です。
ばっちりツッコミどころを残します。
ゲストハウス「CamCam沖縄」、どんな場所か見てみたいじゃないですか。
なのでまず、写真を撮って送ってと頼んだんですが、届いたのがこちら。
いや、ブレてるブレてる。
いや、だからブレてるて。
ちょっと待って。なんでなん?
理解不能です。iPhoneで撮ってなんでこうなるんでしょう。
Andoroidと、Appleネガキャンの契約でもしたんでしょうか。
なんでブレてるかが気になって、どんな場所かが頭に入ってきません。
なぜか写真がすべてブレる弟。#弟のほぼ文無し旅 #沖縄 pic.twitter.com/7xJBLcNXX0
— 川村哲也 (@Tetsu_studioao) 2016年5月2日
相変わらずきっちり天然ボケをかましてくれる弟です。
こんな感じのペースが本州に戻ってくる日まで続きます。
仕事の合間にぼちぼち書きますので不定期更新となりますが、みなさま最後までお付き合いください。
ポッポとコラッタどんだけ出てくんだよ、もういいわ。
ではでは、みなさま歩きスマホでの事故にはお気をつけください。
設定はこちらがおすすめです。
それでは、さよなら。ピッピカチュウ。
弟のほぼ文無し旅 [沖縄]
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この旅では、弟はお金を持たずに片道チケットだけで沖縄に行き、
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小学生にとって「24才=オッサン」であり「中学生=かっこいいお兄さんお姉さん」である。という話
「ブログの前置きが長いね☆」と、母に言われたことを思い出したので、今日はサラッと。
教室で日々起こることの中で、特に自分の気づきとなったことを書く「教育のハナシ」です。
最近、小学生にとって、中学生はかっこいいお兄さんお姉さんだけど、24才の僕はもうオジサンである。という事実を痛感した出来事がありました。
その出来事から、具体的に道筋がイメージできる、届きそうな未来像を見せてあげることで、エネルギーが生み出されるんだな。という気づきまで至った話です。
ちょっとこれだけじゃ意味わからないと思いますが、読んでいくと分かって頂けると思います。笑
これまた何かのハウツー本に書いてそうな話しではあるんですが。
※弟のほぼ文無し旅はちゃんと続き書きます!本当です!
小学生は24才の真似はあまりしたくない。14才の真似はしたい。
昨日あった出来事です。昨日ですね、教室に新しいアイテムが届きました。それがこちらです。スマホでVRが楽しめる!ダンボール製ヘッドマウントディスプレイ「ハコスコ」。
VR:VRというのはですね、「仮想現実」を総称する言葉で、3Dや、360度映像、センサーを用いた痛覚刺激など、使用者の五感を含む感覚を刺激することで、人工的に現実により近い環境を作り上げる技術で、バーチャルリアリティ(Virtual Reality)の略です。今、名だたる企業が関連機器の開発に力を入れています。今年はそのVRの注目度が一気に増した「VR元年」らしいです。
これね。超面白いんですよ。ダンボール製のメガネに、専用のアプリを起動したスマホをセットするだけなんですけど、臨場感がしっかりあって。
僕は最初、人体に入り込んで悪い細胞を退治するゲームをやってみたんですが、入り込みすぎて、自分がトイレにいることを忘れていました。(え?ああ、そうです。トイレで用を足しながらプレイしてました。良い子は真似しないでください。脱腸のリスクが高まります。)
ソニーの出した映像がありました。伝わるかな。これが本物。今回買ったのは教育用のお試しキットみたいなものです。
それで、これはすごいなと。みんなに早く見せたいな!と思って、生徒が来るの待ってたんですよ。
そしてやっときました小学生!前回のブログでも書いた、ラブリーで生意気な生徒たちです。
時代はここまで来ているんだぞ!と教えるにはいい機会。最新の機器に触れ、この移り変わりの早い世界を少しでも感じてくれ!と思いながら、どや!と「ハコスコ」を彼らに見せました。
「360度見えるぞ!すごいんだぞ!うわー、すごい!ひゃーすごい!」
すると、小学生たちは、
「へ〜〜……。あとでやりたい。」
「…え?」
VRだぞ?すごいんだぞ?仮想現実だよ?知ってる?
もう当然食いつくと思ってたから、びっくりです。
え?なになに?今の子ってそうなの?こういうの嫌いなの?
やっぱり、はじめしゃちょーなの?ヒカキンなの?彼ら級のリアクションが必要なの?
こんなに楽しそうに僕が触ってるのに興味はないの?ゼロなの?
「あとで」ってなんだよ!今を生きろよ!(?)
とか、いろいろ考えたんですが、そうかこの子たちには刺さらなかったか。残念でしたねハコスコさん。次はもう少し頑張ってね。と責任転嫁をしていた1時間後。
中学生たち登場です。小学生の時と同じように紹介すると、
「え?先生なにそれ!?」
「あ、俺知ってる!これやりたい!!」
うんうん。僕は信じていたよ、君たち。そうかそうか、小学生にはまだ少し早かったか。
中学生、チミたちはやはりよくわかってる。そうだよ、VRだよ。
未来が来たよ。Amazonで運ばれて来たんだよ。ドラ○もんもそのうちできるよ。
中学生Aくん「うおー!これすげえ!」
中学生Bちゃん「なにこれ!うちも次やりたい!」
中学生Cくん「おい、俺が順番先だろ!」
大はしゃぎです。
「はいはい、宿題まずやりなさい。これは後でね」と諭します。
これぞ僕の待っていたリアクションです。いやあ、いい買い物した。もう一個買ってもいいくらいだなあ。
なんて思っていると、小学生が、
「私もやりたい!」
「次、僕も!」
(……おい。どうゆうことじゃ、おんどりゃあ。)
驚きすぎて、つい住んだこともない広島の方言が脳内に浮かんでいました。
僕があんなに面白いよ、って言っても聞かなかったくせに!
へ〜。とか言ってたくせに!
僕が楽しそうにしている姿よりも、中学生が楽しそうにしている姿の方が、VRを魅力的に写したのです。
ここから気づいたのは、小学生の彼らにとって24才の僕はもうオジサン。単純にあれこれ真似したい対象ではないのです。
そして中学生は、自分の未来のモデルケース。かっこよく見えて、羨ましく思う、なんでも真似したい対象なのです。
※絵はスタッフが2秒で描いてくれました。
「届きそうな未来像」を見せる。
ここでの教訓は、「届きそうな未来像が、エネルギーを生み出す」という点です。
僕が、小学生にとってオジサンであるという話はどうでもいいし、そもそも僕はオジサンじゃないぞ、おい。(錯乱)
川村は今回のことから考えました。なにやら行動のきっかけを作るときは「届きそうな未来像を見せる」というのが、大事そうだな。と。
そして、届きそうかどうか、という点で「年齢が近い」というのは重要な要素であるようです。
今回の出来事における僕の解釈は、小学生にとって、僕が持っていた時の「ハコスコ」はオトナのモノであり、自分が手にするまで、その楽しさを理解するまで、まだまだ時間が掛かるモノでした。
が、中学生がそれを楽しそうに扱い始めたことによって「ハコスコ」への認識が全く別モノに変わるわけです。
中学生は1,2年後の自分の姿。彼らが「ハコスコ」を楽しんでいることで、小学生にとって自分でも楽しめるかもしれないモノに変貌を遂げます。その瞬間、「興味」というエネルギーが湧きました。
小学生の自分たちにとっても面白いものなのかもしれない。もしくは、中学生がを楽しいものならば、自分たちも楽しんだ方が中学生っぽいかも。とかそんなこと考えるんでしょう。すぐそこにある自分の未来像に近づくべく、積極的に真似しようとします。
確かにオトナでも、ファッション雑誌見て、可愛すぎる、かっこよすぎる人の服って真似しにくいですよね。身の丈に合わないというか。自分を重ねられないというか。自分に顔が似てたり、なんかこう庶民的だけどおしゃれなモデルさんとかの服の方が買いたくなる。(僕はユニ○ロのモデルが外国人なことにずっと疑問がありました。だって体型違うでしょ!足の長さ違うでしょ!)
年齢的な要素がどれだけ作用しているかは実際わかりませんが、中学生くらいだとやっと僕でも、その届きそうな対象にギリギリ入れる。(気がする)
僕が教室であれこれいじっていると、「なにそれ?」「やりたい!」と言ってくる。僕への興味が小学生よりもストレートかつ強い。
(もし高校生がいれば完全に負けるんでしょうけどね…。)
studioあおでいうと
小学生→→→(憧れ)→→→中学生
中学生→→→(憧れ)→→→運営スタッフ(学生&僕)
まあ、そういえば大学生をスタッフにしたのにも、そもそもそんな狙いがあったようななかったような。 熱意を持っている学生を集めて、僕よりも生徒と年の近い彼らが、刺激になってくれるといいなあと思って集めました。
studioあおの大学生スタッフは優秀です。多芸多才でクリエイティブです。僕が一人ずつスカウトしました。
家具職人の修行をしていた学生や、大企業と商品開発を行っていた学生、東北震災のチャリティー活動でNHKに取り上げられた学生もいます。
しかも最近、女子大生スタッフが作った教育プログラムが売れました!すごいっす。
スタッフ以外でも、出入りしている学生も海外経験も豊富だったり、学部の特待生だったり、学生ながらに個人でお商売していたり、などなど。刺激的な人間が多いです。
(人を選り好みしているつもりは全くないですが、どうせ来るなら何かに熱意を燃やしている子、燃やした経験がある子が来て欲しいとは思っています。)
「届きそうな未来像が、エネルギーを生み出す」ので、その"届きそうな未来"が多彩で多様でたくさんある空間になるといいなあと思っております。
話は戻りますが、この「届きそうな未来が、エネルギーを生み出す」という考え、非常に汎用的で、いろんなところに活かせそうです。
「届きそうな未来」は「道のりの具体的イメージ」が見えている。
前述の通り、届きそうにない未来はエネルギーを生まず、届きそう!と思った時にエネルギーが生まれるようです。
これは非常に応用が利きそうです。子どものやる気を掻き立てるのにはすごくいい気がします。
例えば子どもにもっと勉強を頑張って欲しい時、問題集を買ってきて、「これ一冊やりなさい!」では、やる気がでないわけですよ。もうそれはそれは果てしなくて、困難なことなんです、彼らには。上司に「とりあえず、エレベスト登ってきて。」って言われる感覚です。わかりますか?(わからないでしょうね。僕も自分で何言ってるかわからない。)
でもですね、例えばそこで「毎日1ページだけでいいからやろっか」と付け加えたらどうでしょう。急に「まあ、それくらいだったら…。」となりませんか?
一冊を終わらせている自分の未来像は遠すぎるけど、1日1ページやってる未来像は届きそうじゃないですか?
僕が宿題を嫌がる生徒によくやってるのは、「1問だけ解いてみよ!よしできた!じゃあ、あと1問解いてみよう!いいね!じゃあ、次は3問連続で解いてみよう!」という言い方。そのうち気付いたら集中して問題を解いている。これも目の前に届きそうな未来像を用意してあげる。ということになりそうですね。
これはオトナでも一緒ですよね。
「30キロ痩せる!」ってのはやる気でないけど、「まず今月3キロ痩せよ。」だったらちょっとやる気出ますよね。
自分とかけ離れすぎていると、イメージができなくなる。「イメージできない=本当の目標となりえない」です。
僕も、本物の長澤まさみさんを、口説こうとは思わないけど、居酒屋で隣の席になった長澤まさみさん似のお姉さんは是非とも口説き落としたい(切実に)。
なんの接点もない本物の長澤まさみさんを口説くまでの具体的イメージがないですから。隣の席にいるお姉さんだったらなんとなくイメージできますよね。
お勉強で言うのであれば、普段数学50点の子に「次は100点目指す!」と言われても、それは「本当の目標になりえない」ことが多いです。
その意気込みは買いましょう。もちろん上を目指す気概は大切。ただ、その子の中で本当にそこまで辿りつくイメージがあるか。が重要です。
その目標にたどり着くイメージがない場合、その時の意気込みがどれだけ強くても、結局失速します。
未来像が具体的に見えない。
▼
どう頑張ればいいかわからない。
▼
届きそうにないと気付く。
▼
あーやる気でねー。
で、結局あまり点数上がらない。というのは、あるあるなのです。
それなら「まずは70点目指す。」の方が、ずっと現実的で生産的。
20点分いつもより多く勉強するだけ。どこで20点取るかを決めて、そこを重点的にやればいいだけですから。
達成への道筋が具体的に見える、届きそうな未来を用意する。というのが大切っぽいですね。
目標は細かく分けなさい!とか、短中長期で設定しなさい。とかも共通するところがあるんでしょうね。
以上、行動を促す時に「届きそうな未来像」を見せてあげることで、エネルギーが生み出されるんだな。という気づきでした。
なんかこう、序盤だけ見ると、僕全然小学生に慕われてないように感じますね。笑
いや、決してそんなわけでは……、多分……、どうなんだろう……。(玉ねぎとか言われてたしなあ)
まあ、でも小学生'sは中学生’sに憧れているみたいなので、「憧れられる役」は彼らに任せます。笑
僕は「オッサン役」で。
川村でした。
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学級崩壊クラスの子も、同じ方向を向いて話すと、素直になってくれる。という話。
お久しぶりです。「弟のほぼ文無し旅」の更新が停滞している今日この頃。僕が何をしていたかというと…、仕事してました。
弟はというと、今も沖縄にいます。働いています。
職場で仲間ができたり、安定して収入をもらえるようになったことで、弟からの毎日の報告が沖縄レジャー記録みたいになってきて、
「楽しそうでよかよか。」という気持ちと、
「この野郎うらやましいなあ。」という気持ちと、
「さっさと金貯めて帰ってきやがれ、この色黒。」という気持ち。が一気に来てます。
兄としての温かい気持ちと、嫉妬から来るやっかみの気持ちが、1:2でブレンドされ、とても人前に出せるようなものじゃなくなっています。
タイトルが「愚弟の沖縄レジャー日記」変わる日も近いです。
見てください。海で遊びすぎて真っ黒です。
ちょっと見たことないくらい黒かったでしょう?心なしか、ビルドアップした上に目も細くなったように感じます。
↓読んだことない人はこちらをどうぞ。
tetsu-kyoto-jpn.hatenablog.com
今日は僕がやっている教育事業、放課後教室「studioあお」での話です。
毎日、小・中学生と接している中で気づいたことをサラッと話します。
この「教育のハナシ」カテゴリーでは、僕が日々、放課後教室を運営していく中で気づいたことを書いていきます。「ふーん。」とか思って見てください。
やめろ!と言われると反発したくなる。
僕の教室に来ている小学6年生は、去年学級崩壊が起きたクラスの子たちです。
5月に入会したころは特にですが、もうそれはそれは生意気で。
そもそもオトナへの不信感が強かったり、いままで生意気な態度を許されてきてしまったりということもあるようですが、えらい苦労しました。
口は悪い。
他の生徒に迷惑をかける。
挨拶はしない。
オトナに変なあだ名をつける。(僕の最初の呼称は「玉ねぎ」。)
ダンゴムシを連れてきてレースを始める。
etc...
そりゃあもう大変でした。
何が大変って、僕自身最初は「元気でいいなあ」なんてのんびり構えてたんですが、教室に遊びに来てくれる大学生や、大人からの評判が良くない。(studioあおは教室を常に開放していて、大学生が小学生の横で就活の履歴書を書いたり、勉強を教えたり、という光景が多々見られます。大人もふらっと遊びに来たり、職業や特技を生かしたプログラムを行ったりしてくれます。)
アレはちょっとまずいんじゃない?
生意気すぎ…。
玉ねぎって何?(これは僕も教えてほしい)
etc...
ちょっと大変なくらい評判悪かったんですよ。困った困った…。
ほんで、彼、彼女らの将来に危機感を感じた僕は、良くない言動に対して「やめなさい」と、逐一注意を始めるわけですが、これがまた反発を呼ぶ呼ぶ。
「はあ?なんでなああん!?」
「別にええやあああん!!」
「なんで玉ねぎに言われなあかんのおおおお!!」
「あ、しゃくれ玉ねぎも”お前”って言ったああああ!口悪いいいいい〜!ウェ〜イ!」
※あるタイミングで「玉ねぎ」から「しゃくれ玉ねぎ」進化しました。
それはそれは大きな声で反発するわけです。さらに「声が大きいよ」と注意すると、
「しゃくれ玉ねぎだってでかいやん、声ぇぇぇぇえええ!!」
と来るわけです。
もう話が逸れるそれる。天竺目指して歩き始めたはずなのに、気づいたらカトリックとプロテスタントとの宗教戦争巻き込まれてた。くらいのズレ具合です。孫悟空が胸で十字切ってるレベルです。
事実、僕の声はでかいですが、声の大きさは本旨ではない。「他人に迷惑をかかっていないかを考えなさい」という話なのですよ、チミ達。
そんな感じで、ヒートアップするとまともに会話にならない状態だったんですが、今となっては話をちゃんと聞ける。自分たちで「みんないるから少し静かにしよう」とかも言えちゃうようになったんです。
僕の呼称も、「川村さん」「川村先生」「お母さっ!…なんでもないです。」にまで変化しました。
(ダンゴムシは今でもたまに連れてきます。ナウシカばりに自然界に帰します。)
では、何がきっかけか。
コミュニケーションを「否定」から、「協力要請」に変えました。
それが変化のきっかけ。
「一緒に○○したいんだけどなあ。」と、協力要請をすると、頑張り出す。
重要なのは他者を意識させることだと考えました。
この子達に足りないのは、客観的視点です。他者が自分たちの言動をどう思うか。自分が周りからどう見えているか。を考える力がありませんでした。
「他人に迷惑をかけてはいけない」というルールがこの世にあることは理解していたようですし、「どんなことが他人の迷惑になるか」もわかってはいるようでした。が、なぜか自分は治外法権が適用されていると考えているのです。
ただ「これからは他者を意識し、自分の行動を見直せい!以上」なんて言ってもできるわけがないので、こんなもの作ってみました。
「やめろ!」ではなくて「みんなでご飯会したいけど、今のままじゃ恥ずかしくて連れていけないなあ。」と言う姿勢に切り替えました。
すると、あら不思議。生徒側も「出来る!やる!」とか、「ええ〜、わかった…。ほな、がんばってみるぅ。」という、前向きな姿勢に切り替わりました。
間違って汚い言葉を使ったり、他人に迷惑をかけてしまった時も「やめなさい」ではなく、「あれ?それ大丈夫?汚い言葉じゃない?」と言います。すると「あ、ちゃう!今のなし!」とか言うんだから、愛くるしくて心臓が止まりそうです。
ここで大事なのは、「ご褒美で釣った。」というところではなく、「否定」から「協力要請」にコミュニケーションを変えたことで、生徒と僕の目標が一致した形になった。というところです。
規範や、価値観を投げつけるのではなく、同じ方向を向いて伝えてあげることが大事なんだなあ、としみじみ。
例えば大学生カップル。就職活動もせずにパズドラばっかりやってる彼氏に、「いいかげんやめろよこの廃人オトコ!就活しやがれ!」とか言ったら、「はあ、なんだこのやろー!今ガチャでいいの当たりそうだったのによお!お前のせいで(以下略)」とかなるでしょう。
そんな時に「あなたのことが好きで、これからも一緒にいたい。もしも私とこれからも一緒にいたいって思うなら、きちんと就職活動してほしい。」とか言われた方がグッときますよね。
”あなたとの”未来を見据えてるわけですよ。それはダメだからやめろ。じゃないんですよ。一緒にいたいんですよ。卒業後もずっと一緒にいて、お互いを支え合ってなんやかんやで幸せになりたいんですよ。
そらもう、彼氏もガチャ回すのやめますよ。愛の力で内定も出ますよ。
言ってることの中身は一緒だけど、対峙しているか、同じ方向を向いているかで全然違いますよね。
コミュニケーションを変えてから、生徒の態度に変化が生まれ、そして先日、目標を達成して天下一品のラーメンを食べに行きました。
子供の時分は親以外と外食なんてなかなかないですから、かなりテンションは上がっていましたが、「みんなもうちょい静かにしよう。お客さんいてるし」とか言い出すんですから、ものすごい進歩です。他者意識上がってます。僕もヴァイヴスぶち上がりました。
結局調子に乗って食べ過ぎて、天下一品の店員さんがサービスしてくれた一品残してましたけど。笑
そこらへんの礼儀はまたこれからですね。
まだまだ未熟、まだまだ生意気ですが、言葉遣いも丁寧になってきた。他人への迷惑を気にかけ始めた。他者への意識が芽生えだしました。
「できることが増えた」という事実が素晴らしい。
よくやった。
次の目標もクリアして、今度は串カツ屋。
最後はみんなで高級ディナー食べに行ってくる予定です。
教育は「誰に何をどう伝えるか」が最も重要なんでないかな、と思っている今日この頃。いい気づきがあったので、備忘録。
と、いうことで、「しゃくれ玉ねぎ」改め、「川村先生」でした。
放課後教室「studioあお」
〒602-8374
京都市上京区一条通御前西入ル3丁目西町72
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僕はリクルートを「中退」しました。
今回は僕自身のお話です。
天然ボケな弟も、沖縄も出てきません。
ちょっとしたコラムです。
かねてから感じていた違和感の正体が、自分の退職がきっかけでわかりました。
よろしければどうぞ。
ーーーー
今更になってはしまいましたが、ご報告です。
女子大生の華やかな袴姿がFacebookを占拠する春3月に、
僕はリクルートを「中退」しました。
リクルート卒業じゃなくて「リクルート中退」
退職を「卒業」と表現することは、かなり一般的になってる気がします。
退職して次のステップにいく仲間を気持ち良く送り出そう!と、
組織全体で、明るく、盛大に退職者を送り出す素晴らしい文化です。
ここでいきなり私事ですが、僕はリクルートを、一身上の都合により2016年3月31日に「中退」しました。
この「中退」という言葉には、ネガティブな意味も、もちろんポジティブな意味もなく、
ただただ事実を形容したつもりです。
僕はリクルートグループの、株式会社リクルートコミュニケーションズという、主に広告制作を行う会社にいました。
(いや、事業内容に関してはもっと本当は複雑なんですが、詳細はサイト見て。)
そこで僕は制作のディレクターをやってました。
在籍期間はちょうど1年間。うるう年だったので366日。
退職を公表してから、たくさんの方に送別会を開いていただきまして、本当に感謝感謝でした。
皆さん本当はすげー忙しいんですが、そんな中でも合間を縫って、時間を作って色々な方が飲みに連れて行ってくれました。
正直胃腸は荒れ、3キロ太り、肌もボロボロだったのですが、そんなのどうでもいいくらい嬉しかったです。
二日酔いが続きすぎて、逆に「え?僕、羽生えた?」ってぐらい身体の調子がよく感じる。という貴重な体験もさせていただきました。
ただ、その中で「卒業しても頑張ってね」的な言葉を頂くことが多かったのですが、
いつも「いや、"卒業"はちょっと勘弁してください。。。」という感じでした。
自分には違和感が凄かったんです。
僕はリクルートを辞めたわけですが、入社してから1年間で、リクルート史上最速のスピードで社内賞を総ナメし、大手クライアントから億受注は当たり前。
社内では大規模なプロジェクトをいくつも推進し、同僚の女性全員から求婚を受け、、、
、、ていたわけではなかったんですね。
普通にペーペーやったし、やる気はあるけど技術がないので、周りに迷惑かけてばかりでした。
そもそも制作の仕事は技術職に近いので、未経験者の立ち上がりが遅いと言われています。なのに何でもかんでもやりたがるし、そのくせにミスするし、と結構ダメダメだったわけですよ。
ほんでそんなやつが、やっと少しだけ仕事覚えたころに退職です。
それなのに「卒業」とか言われちゃっていいのかな。という気持ちになっておりました。
ここで僕が京都で「先生」と崇め奉っている方(もともと某人材会社の制作マン、現 焼酎BARマスター)のこのツイートを見てみましょう。
SNSみてて思うんだけれど、企業を退職したのを「卒業」って表現するのって、ちょっと違和感。卒業って「修了」、つまりやるべきことをすべてやった状態であるはずで、それを本人が勝手に「卒業しました!」みたいなのって「ホントに企業が求めているものにちゃんと応えたの?」と思っちゃう。
— 猿基地みつしろ (@sarukichi813) 2016年3月17日
そう。これなんです。僕の違和感の正体は。
「入学」はしたけど「卒業」はしてない。という感じですね。
僕全然「リクルートの事全部知った!もうなんでも知っとるわ!」みたいな感じじゃないんです。
「辞める」という決断をする前にいろんな方に相談させていただいたのですが、
「まだ学べる事がたくさんある。」というお話を何度ももらいました。
「その通り!」と思います。納得した上での決断ですし、自分なりの事情もあるのですが、それでもかなり早く決断したなあという感覚があります。
退職のお話をした時にも、当時のマネージャーから「リクルート卒と名乗るなよ」と釘を刺されました。
この会社で学べることを学び尽くしてから、やっと使える名前である。
そうでない僕がリクルート卒と名乗ると、今まできちんと「修了」していった先人たちに失礼である。
という意味で解釈しました。その通りだと思います。
「卒業」という言葉が安易に使われているなあ、とかねてから感じており、自分の退職がきっかけでその理由がはっきりしました。
まさに僕みたいなやつが「卒業しました!」ということは、その本来の意味の破壊であり、
一種のゲシュタルト崩壊的な状態なわけです。
「あれ?ソツギョウってなんだっけ?ワタシはドコ?ココはダレ?」みたいな。
なので、「中退」。
いやあ、しっくり来ます。
もちろん少し恥ずかしいです。
僕は息巻いて入社したタイプですから。
一年で全社賞とりたい!とか言ってましたから。ええ、恥ずかしいです。
ただ、言葉としてはこちらの方が適切。
自分の中途半端さと向き合うにもちょうどいいです。
これ、ずっと書こうと思ってたら、先生に先に書かれてしまいました。
ほんでよく調べると僕の苦手な常見陽平さんも同じようなことを言ってました。
全然いいんだけど、一応自分で思いついたのに、二番三番煎じでイヤですよね。
煎じすぎてもう味ない、みたいな。
乃木坂46ってこんな気持ちだったんでしょうか。いや、あれはちょっと違うか。
教育事業始めました。
『じゃあ、なんで「中退」したの?』とか、そういう話に関しては、また今度書こうと思うのですが、
リクルート中退して何をやっているか。を簡単にお話しします。
何してるかっつーと、京都で小・中学生対象の教育事業やってます。
もともと僕は就活をしていた時から、
広告ディレクターとして働き、その中で「情報を自在に加工するスキル」を身に付け、
スーパークリエイターになり、40歳くらいで教育業界に転身する。
つもりでずっといました。
「業界」というカテゴリーでやたらめったらくくるのは好きではないのですが、わかりやすくするために言うと「理想の教育を将来やるために、広告に行く!」というような考えでした。
僕は、いわゆる「勉強が面白いと思えないだけで、頭はいい子ども」だったり、
「才能豊かだが、公教育の価値基準では評価されにくい中学生」、
「他の人以上に一生懸命やっているけど、要領が悪くうまくいかない学生」。
こんな感じの人らに対して、彼らが自分の持ち味を社会に向けてうまく発信できるようにすることで、きちんと評価される状況を作りたい。とかねてから考えており、それをよく「もったいないを無くしたい。」と表現していました。
要は「僕がイイと思うヒト、モノを、みんなにもイイネって言ってもらいたい。」ってただそれだけなんですけど。
ほんですったもんだあり、この4月から「studioあお」という教室を開校し、予定より16年早い教育事業への転身を果たしました。
小・中学生を対象とした教室で、偏差値絶対主義の塾とはちょっと違い、「子どもの成功体験をデザイン」し、それを通して生徒の個性や、社会性を育てることを目的としてます。
公教育の指導要領に基づいた学習のサポートも行いますが、「放課後ラボ」という独自の教育プログラムがどちらかというとメインです。
オープンから一ヶ月、生徒も徐々にですが、増えてきました。
毎日、教室で子どもらとワイワイやっとります。
先のことを言うと、教室が軌道に乗ったら、今度は大学生向けの事業もやりたいなあ。なんてこともゆるっと思ってます。
今回の記事は以上です。
教室やその他今やっている事業に関してもぼちぼち書いていきます。
自分のこともちょいちょい書いていこうかなと思ってます。弟の旅記録と並行して。
読んでくださって、ありがとうございました。
というか、なんかフォントも文字サイズも変になって直らんのやけど、なんなんこれ。
川村哲也